山中湖村が目指す“観光”とは

山中湖村エコツーリズム推進協議会


パノラマ台から見ると富士山と山中湖を一望できる。しかし見るだけでなく一歩足を踏み入れて色々体験してほしい。

 富士山北麓には、わが国の象徴として知られている富士山だけでなく、青木ヶ原樹海と呼ばれる原生林や富士五湖など日本有数の観光資源が点在し、年間約二千万人が訪れます。その中でも特に山中湖には、約6百万人の観光客が訪れますが、その観光における行動の主たる目的はやはり富士山を見ることにあるように思います。

 しかし、車を降りて野外を歩けば、野草や野鳥を見て、風を感じ、地域の特産物に舌鼓を打ち、五感すべてを使って楽しむことができます。また、季節や時間によっては、祭りなどの伝統行事に参加したり、ホタルやダイヤモンド富士を見ることができるでしょう。さらには、山中湖村の住民との交流を通して昔話や方言を知ることもできるかもしれません。時間と気持ちの余裕がなくてはこうした機会を持つのは難しいと思いますが、みなさんをお迎えする私たちとしては、体験をともなって地域を知る機会を増やしていきたいと考えています。


大正14(1925)年8月に大洞(朝日丘)で行われた少年団に本連盟(現ボーイスカウト日本連盟)のキャンプ。
古くから山中湖は、多くの自然体験活動を受け入れてきた。

 山中湖村では平成17(2005)年7月に地域住民、行政、観光事業者、有識者から構成されるエコツーリズム推進協議会を設立し、山中湖村の観光のよりよい姿を求めて議論を重ねてきました。これまで陽のあたらなかった観光資源は何か、それらの資源を活用していくためには何が必要か、反対に、過剰な利用によって資源が枯渇しないようにするためにはどのような工夫が必要か、このようなことがこれまでの議題であり、検討した課題です。それらの課題はすべて解決したわけではなく、今後も取り組んでいく必要のあるものばかりですので、地域の観光振興と環境保全の両立を目指し、なお継続して、持続可能な観光地づくりを推進していきます。

 ご存知のように、山中湖村では戦前からスケートやキャンプ、釣りなどの自然体験活動が盛んに行われてきており、上述した「見る」観光から「する」観光へと変えていく推進拠点になりうると考えています。また、山中湖村の自然や文化の深層に触れて、より深く知って欲しいというのが私たちの願いです。
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