富士山ガイド

豊かな自然と雄大にそびえる富士。富士山は約70〜20万年前より3回の噴火活動によってできました。美しい円錐形(コニーデ式)が見せる神秘な富士山を少しづつでも知ってください。



富士山の生い立ち

今私たちが見ている富士山は、3回の噴火活動によってできました。
いちばん最初、約70〜20万年前に小御岳火山ができ、次に約8〜1.5万年前、
古富士火山が噴火。そして約1万年前、当時すでに約3000mに及んでいた古
富士火山の火口付近から新富士火山の噴火が起こり、小御岳、古富士をほぼ
埋め尽くしてしまいました。美しい円錐形(コニーデ式)は、短時間の激し
い噴火活動の結果 なのです。

雲(笠雲と吊し雲)

富士山は古代から1707年の宝永火口大噴火までの度重なる噴火により、現在の円錐形の美しい独立峰となりました。まるで誰かが造ったかのような均整のとれた円すい型の裾野を優美に広げる姿は日本一の山にふさわしい堂々としたものです。
連峰ではなく独立した山ゆえに湿気をふくんだ風が山にぶつかる風が乱され、いろいろな形の雲ができます。
富士山の雲で、特に目を引くのが笠雲と吊し雲です。どちらも現れる形は多彩で、山中湖をはじめふもとの住民は、「富士山が笠をかぶれば雨が降る」と、こうした雲の形で天気を占うことにも利用しています。
実際、河口湖測候所(閉鎖)の観測では、笠雲が出た当日または翌日に雨が降った確率は72%、吊雲の場合は82%とかなり高くなっています。また、その出現率は平均して月に、笠雲6回、吊し雲1〜2回程度と、かなり出現確率も低いですので、もし見られたらとってもラッキーかも?

富士山の気象

雪解けの5月。富士桜が咲き、野鳥も活動し始めます。6月は梅雨の季節ですが、山頂は雲の上なので、よく晴れる日が続きます。そして山開き。7月中旬から8月上旬頃までは、比較的安定した天候が続きますが、高い気温と湿度によって、雷もひんぱんに起こります。8月末には、秋の長雨が始まり、9月には初冠雪が見られます。山肌を美しい紅葉に染め、白雪まとう静かな富士にまた戻るのです。